受けた害からの解放
被害の記憶を忘れる事ができない。
私は両親から害を受けたと、今も思い続けている。
父からは、幼い頃に受けた性被害、身体的被害。
母からは、今も尚受け続けている、精神的被害。
このふたつを、抱えながら、拗らせている。
まずは、身体的被害について。
4歳~6歳くらいまでだろうか。
当時、リビングの隣りの畳の部屋に、私と母は布団を並べて、2人で寝ていた。
母は、朝食やお弁当の準備、諸々家事がある為、朝は早くから行動していた記憶がある。
そして、毎朝父が、目覚めの悪い私の事を起こしてくれていた。
歯磨きをして、めざましテレビをボーッと観ながら、3人で朝食を食べる。
ごく普通の朝の日常だ。
ある冬の日。
寒い日は、なかなか潜っている布団の中から出られない。
いつも通り、父は私を起こしにきて、寒いからか布団の中に入ってきた。
その時、上半身から下半身へ手が降りていき、全体を舐め回すように触られた。
毎日のように、日課となっていった。
まだ性の知識が全く無い年頃で、当時は事の重大さがよく分からなかった。
でも幼いながら、誰かに言えないモヤモヤした感じは、残っていた。
中学生になり、性教育の授業を受けている時、過去が一気にフラッシュバックした。
鮮明に、色濃く浮かびあがり、震えた。
どうする事もできず、どうする事もなく、時は過ぎた。
そして、今である。
これまで身体的被害の他に、私は父から害を受けたと思っている出来事が沢山ある。
それら含め、何もかもどこにも発散できておらず、消化不良は続いている。
もう解放されたい。
父からも、私からも。
ここに綴ることで、気持ちが整理でき、受けた害をどこかへ渡せた気がする。
良かった。
精神的被害については、疲れたからまた今度。
ちい。